ローグライク実験室がおんぶにだっこしている技術
2016-12-02


Roguelike Advent Calendar 2016 の2日目の記事です。

ローグライク実験室」はAngbandバリアント(主に変愚蛮怒)の最新ソースコードをビルドしたWindows用バイナリを置いてるページです。以前は自分で遊ぶ用でしたが、もはや自宅でWindows PCが稼働していない今でも続けています。まあ、いかに手間ひまかけずにビルドをこなすかとか、ソース眺めたりとか、バグ修正パッチを送るのも楽しみです。

2013年のAdvent Calendarの記事でも、どんな風にビルドしてサイトに載せているかをかなり雑に説明しました。あれから2年、相変わらず独自ビルドのタイミングはRSSリーダーのFeedlyでコミットを目視で確認してます。

ビルド用のWindows環境はどうしているかというと、Microsoft Azureで調達しています。Windows用のPCを持たないことでかえって快適になりました。昼夜問わず思い立ったらインターネットにつながりさえすればビルド作業を開始できるのです。
Azure上の仮想マシンにリモートデスクトップ接続してビルドスクリプトを走らせてファイルをDropboxに放り込んで任務完了。使う時しか動かさないのでコストは月に100円程度で安上がりですね。もうこりゃWindowsマシンいらんわポイして困るのは、たまにSteamでWindowsにしか対応していないゲームがあるくらいです。

実験室の配信インフラの要を担うDropboxは、publicフォルダによるサイトの公開が(無料ユーザーは一足早く)できなくなってしまった。超重要なんだけど、Feedlyは有料ユーザーなんだけどDropboxは無料で使ってたわゴメン。とりあえずHerokuに引っ越して [URL] 存続しています。新しいサイトでもNode.jsでDropboxをこきつかってお手軽な配信インフラとしてがんばってもらってますステキ。Node.jsで構築している部分のソースコードはGitHub [URL] に置いてます。Dropbox内の一覧を取ってきてリスト表示、指定したファイルの共有リンクにリダイレクトしてのダウンロードを行えます。以前は一覧のHTML生成スクリプトを実行したり、ページのリンクをちまちま編集していたのと比べると楽ちんになりました。

他にはWindows用だけでなくmacOS用バイナリのビルドにも手を出そうかと [URL] 先人のリポジトリをForkして、いまのところほぼそのままで動作してくれています。変愚蛮怒本家の最新ソースと合わせてビルドするスクリプトを書いたところで満足してしまったのか、macOS向け機能の追加や改善は進捗ダメです。

Twitter [URL] ではつぶやくネタも無いのでとりあえずGoogleアラートで仕入れたローグライクなニュースを流してます。アラートは意外にも高頻度でがんがん入るのですが、大半がspam的サイトで残りも多様性というか広義すぎる感のあるローグライクが多いのですね。こいつのフィルタリングを機械学習するのが今後のテーマでしょうか。

明日はdplusplusさんの「DCSS 0.16-ja 開発こぼれ話」です。
[ローグライク]

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